俺の思いは絵になれない 商業誌にわか雨が続く六月の末。 まだまだ季節は暗く淀んだ梅雨の最中。 分厚い雲をすり抜けてきた日差しを浴びて、俺は大きなショッピングモールの中に入った。 雨宿りに逃げてきたのか、はたまた単純に買い物に来ていたのかは分からないが多くの人々で埋め尽くされていた。ため息をつく。人混みは苦手だ。ひきこもりには更にキツい。 さっさと買い物を済ませてしまおう。 目的の店はたしか三階。 カチリ。小気味よい音を立てたボ
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